2010年4月10日

広義の公約違反

高速道路の新料金体系が発表されて、上限価格を設定することになったわけですが、日本人の大多数が思ったでしょうね「無料化するんじゃないのか」と。個人的には、無料化なんて出来ないし(維持コストとか発生しますしね)、まぁ環境問題とかいろいろ副次的な問題もあるから、それなりの料金体系を設定するべきだと思うし、その中でいろいろな施策を考えるべきだと思う。そういう意味では、今回の「上限設定」も一つの施策で、料金体系の簡素化という意味では評価できると思うものの、でももともとは「無料化」を選挙の最大の目玉として言っていたわけですからね。

さらに言えば、これまでの休日1000円の財源のうち1兆円以上を高速道路建設に回すという話。「コンクリートから人へ」じゃなかったのか? これじゃぁ「コンクリートから車へ」じゃないの(笑)。今風に言えば「広義の公約違反」じゃないかと。自民党政権の時には、裏で何をやっているか分からないという不信感があったけれど、民主党政権の場合は言っていることが本当なのか分からないという猜疑心が多いなあ。

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