2010年4月15日

静けさと騒音と

一般紙の記事から、騒音が静かなHV車を使ったひったくり犯罪の話。同様の話は、電動式のバイク/スクーターとかでもありそう。元々自転車を使って後ろから近づいてひったくりをする事件はありますからね。この事件の場合は「静かさ・無音」が問題点な訳ですが、逆に意図しない音が問題になったのが、今では普通に誰でも使っている携帯音楽プレーヤー。30年前にSONYのWALKMANが初めて登場し、車内でも街中でも「シャカシャカシャカシャカ」という音漏れが結構社会問題にもなったし、さらに外に大きく漏れるほどの大音量で聞いている人も顰蹙を買っていたし。最近ではカナルタイプやインナータイプのイヤホンで聴く人が多いせいか、音漏れを感じることは殆ど無くなりましたね。偶に、ほんと極々偶に小さく耳に入ってきて「なんだマナー知らずな奴がいるな」とか思う程度。

新しい技術や新しい仕組みが登場すれば、当然それまでそこで使われていた方法や手段も変わるわけで、そのためには何らかの想定外のことが発生するのは仕方ないこと。そういう摩擦を、上手く回避しつつ上手く使いながら寄り便利で気持ちの良いライフスタイルを作ってきたわけで、ある程度仕方のない「コスト」とでも言うべきものなのかも。勿論、被害に遭ってしまった人にとっては「コスト」などと割り切れる物ではないでしょうけど。

HV車には、通常のガソリン車のように何か音を出す装置を付けることが検討されていますが、そうなると折角HV車が登場して騒音問題も解決されるかと期待した人にはちょっと残念ですよね。中々世の中うまくいかない物だと思う一方、そういう中にも何か解決策を見つけてた歴史があるから、結構何とかなるんじゃないかという楽観的な気持ちもあったりします。それが人間の良いところ、人が人たる所以のような気もするし。

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