2010年2月20日

日本でも全面禁煙

たばこを吸わない自分にとっては、公共施設での全面禁煙は大賛成。USでは、公共施設だけではなくレストランを初め殆どの場所が禁煙になっているので、ほんとUSに行くとホットします。とは言っても、日本では全面禁煙所か分煙でもまだまだな場所が多いですから、直ぐにUS並になるとは思えないけれど。

今では信じられないことですけれど、10年ちょっと前までは飛行機の中でも喫煙OKだったんですよね。席の予約をするときに「禁煙席」「喫煙席」があって、私は勿論禁煙席をいつも予約したけれど、途中に仕切りとかある訳じゃないから単に席のブロックが分かれているだけ。エアコンを回して煙とか吸い出すようにはしているけれど、境界線に近い場所では匂いも煙も侵入してきました。禁煙席はがらがらだけど、喫煙席はぎゅうぎゅうというフライトもありましたね。当時、米系の航空会社がいち早く全面禁煙を打ち出した一方、JAL/ANAはその後も暫く喫煙席を販売していたので、たばこ愛好者は日系に、悲愛好者は米系に流れたような時代もありました。今では基本的に飛行機の中は禁煙になったけれど、米系の禁煙フライト中でもトイレに入るとたばこ臭いなんて言うことが何度かありました。そうそう、ギャレーの中でCAのおばさん達が一服していた、なんてこともありましたね。一緒に乗客も一服していたことも。今では、流石にそういう光景も見なくなったけれど。当時は、トイレに入るとたばこ臭い事も何度かあって、一度どこかでトイレのゴミ箱にたばこが捨てられて火事騒ぎになったんじゃなかったかな。それ以来、罰則も厳しくなりたばこ臭いトイレも最近は経験しなくなりました。

私自身はたばこ大嫌いで全面禁煙には賛成だけど、だからといって個人的嗜好でたばこを吸うことまでは否定しません。だから、可能であれば全面分煙というのが理想だと思っています。でも、そのために分煙の設備を入れる経費が大きいので、現実的には無理なところが多いと思いますけど。もう一つ、分煙がされていたとしても、たばこの場合その人の服とか体にたばこの匂いがどうしても染みつくんですよね。あの匂いが駄目。ヘビースモーカーだと、普通に呼吸をしているだけで匂いが周りに漂いますし。分煙設備の中で一服しても、外に匂いが服について出てくるのが何とかして貰えないと。今は、受動喫煙の影響は良く取り上げられるけれど、喫煙後の匂いについても考慮して欲しい所です。

15年位前にSan Franciscoに行ったとき、レストランや公共施設が全面禁煙になり、他の州から旅行できていた人がレストランでたばこを吸おうとしてオーナーとトラブルになっていたり、ホテルでもエレベーターホールの横に喫煙場所があるだけで部屋での喫煙も駄目という状態でした。さらに仕事で会社のオフィスに行くと、オフィスの建物の周り5m以内ではたばこを吸えないようになっていたり、健康意識の強いアメリカらしいなと感じました。同じ頃、やはり仕事で中国や韓国にも行ったけれど、日本以上のたばこ文化で、あまりのギャップに戸惑いました。日本がアメリカ並みに全面禁煙になると、一服しに上海やソウルに行く人も出てくるんだろうか。それはそれで、景気向上には役立つかも。

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