2009年12月28日

贈与税

新手の「子供手当」と話題を呼んだ首相の母親からの献金。結局6億円の贈与税を払うことで終息しそうですけど、これって時効になった分とか有るんじゃないだろうか。それと、金額が大きすぎますよね。金額に応じて罪を増加せよとは言わないけれど、やはり一般市民が10万とか100万の贈与をする場合と、それよりも遙かに公人として責任があるしかもその頂点である総理大臣が何億というお金を何年にもわたって受け取っていたわけですからね。さらに言えば、今回はその使い道に関しては何も指摘されていないけれど、そのあたりだって調べてみないと、実は単純な「母の愛」だけではなかったかもしれない。

さらに、今朝の新聞では小沢幹事長の土地購入に絡む4億円資金に関しての記事が登場しているけれど、与党のトップとNo.2が不明朗な資金を指摘されているのに、なぜか世の中は静か。あれだけ大騒ぎして実現した政権交代だからという意識があるからという分析もあるけれど、それって単にプレーヤーを変更して終わりではなくて、よりよいシステム構築にならなきゃいけないはず。「党」という意味では、自民、民主どちらにも期待しないけれど、それぞれの中には期待したい政治家も居るわけで、やはり一度バラバラにしてフィルターを通す必要があるよなぁ。

そう言えば、日曜日の番組で蓮舫議員が出演し、今回の予算に関して景気後退で歳入が9兆円も減収したからと言い訳を行っていたけれど、選挙前財政計画に関してはあれだけ根拠不足を指摘されていて、それに対して無駄を省けば10兆、20兆の予算はすぐでると大見得切っていたはず。今も、自分たちがマニフェストに掲げた「バラ色の政策」に自らが振り回されているけれど、画に描いた餅を無理に実現しようとして、その被害を被るのは結局国民なんだよなぁ。マスコミも「100日のハネムーンが終わって」とか悠長なことを行っているけれど、危機の時には100日どころか、その日からダメージコントロールしなきゃいけないわけで、アメリカの政権交代と違って日本は官僚組織をそのまま残っているわけだから、それをまず生かす術を考えるべきだったんじゃないだろうか。単に、政治主導という自分たちのスタイルを満たすだけのために、無策な時間を浪費していただけのように感じる。いゃ、仕分け作業があったじゃないかと言われるかも知れないけれど、あれだって復活した予算もあるわけで、結局「政治ショー」が一つできただけじゃないかと、この年の瀬に感じたりしています。

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