2009年11月28日

仕分け作業

仕分け作業が終了して、基金返納なども含めて約1.8兆円の財源を指摘下と言うことですけど、逆に基金返納がなければ8000億円くらいなんですよね。無駄がいいとは言わないけれど、正直予想外に少なかったかなという印象。検証過程が公開されて良いという話は確かにそうだけど、結局「公開」する事が主になり本当に必要性の議論なり評価って行われたのかよく分からない気がします。しかも、この仕分け作業はあくまで「仕分け判定」だけで、これから本当に廃止するのか復活するのか決定するわけですよね。なんか、ますます不振になりそう。それなら、最初から大臣・副大臣クラスが仕分け作業に参加して、そこで確定しちゃえば一回で済むのに(マテ)。だいたい、2/3を占める基金返納にしても、そんなもの幾ら内部留保しているかなんてすぐに分かるはずだし、その金額を見て返納を命令すればいいだけなんじゃないか。もちろん、「基金」と言うだけに全部を全部戻すわけにはいかないと思うし、実はそうやって「持っていること」も必要だから必ずしも「無駄」なお金でもないと思うし。

で、肝心なのは、今回の仕分けで廃止したもの、削減したもの、継続したもののその後の結果もちゃんと評価して効果を判定しないといけないことだと思います。廃止して、本当に影響が無かったのか、継続したけれど意図したように有効利用されたかの、問題はそこだと思います。だから、「仕分けした」という事実だけが取り上げられている今の状況って、これまでの密室での予算折衝と実はあまり違わない気もします。

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