2009年2月2日

よみまつがい

ダボス会議での麻生総理のスピーチ。例によって「こことあそことが読み間違いした」とニュースで言ってたんですが、それ、同時通訳も同じように間違えたんだろうか。いゃ、日本語が多少違っていても、各国語に翻訳された内容が元々の意味と同じなら、それで良いじゃんと思わず思ったりして(笑)。

ああいった会議でのスピーチって、事前に原稿を用意してそれを翻訳したものを、実際に話す速度に合わせて通訳してるんじゃなかっただろうか。まっ、仮に実際の日本語のスピーチを聞きながら同時通訳しているなら、是非日本語で間違った部分と通訳された部分、といっても英語しか分からないから英語でいいんですが、それを対比した物をどこかの新聞社なり報道機関が出して欲しいなぁ。確かああいった多国語の同時通訳は、発言者の言語をまず英語に通訳して、その英語の内容を聞きながら各国語に翻訳するという二段階式と聞いたことがあるので、翻訳された英語がどうなるかでそこから先の各国語も影響するわけですね。

そういゃ、麻生さん、「75兆円の景気対策」と言うべき所を「75億円」と言い間違ったらしいけど、これは流石にまずいよね。ある意味核心的な部分であるわけだから。オバマ大統領も、就任式での宣誓の時に、立会人である最高裁長官が宣誓文の語順を間違えて言ったのを、そのまま間違った語順で復誦したために正当性が疑われると言うことで、翌日やり直したそうですけど、そういう部分を追求する・確認することは必要だと思うけれど。単なる言い間違いをこれ見よがしに報道するのはどうだろう。私みたいな素人がたまたまそういう場所に居合わせて、その間違いに気づいてBlogとかで指摘するならまだしも、「報道」という使命を自任する組織ならば、何を伝えるべきかという優先順位や重み付けを考えて、限られた時間・文字数・方法で出来るだけ多くの情報を提供すべきだと思うんだけど。まぁ、そこまで望むのは無理なんだろうな、今のメディアには。

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