2008年10月14日

蒟蒻ゼリー

先日の蒟蒻ゼリーによる1歳半の子供が窒息死した事故。小さな子供の事故であり痛ましいことはこの上ないんですが、この事故の場合祖母の方が凍った物を食べさせたんですよねぇ。この祖母の行為を責めるのも酷とは思うけれど、それってやっぱり蒟蒻ゼリーの危険性というよりは、保護者の不注意だと思う。 この事件に鑑み、消費者庁とか国会議員の方が蒟蒻ゼリー商品の販売中止に動いているような報道があるんですけど、何か感情的なものになっているような感じ。統計的にもっと死亡率の高いお餅はいいのかという意見に対して、某議員が「お餅が詰まりやすいのはみんな知っている」みたいな返事をしたという記事を見たんですが、それって全然解決策にも理由にもなってないじゃん。 「蒟蒻ゼリー(一般的な意味で)」が必要な食材かどうかは意見が分かれるところかとは思うけれど、現在いろいろなメタボ対策とか話題になっている時代に、低カロリーのこういう商品は求められている物の一つだとは思うんですよね。勿論、子供だけでなく咀嚼力のない高齢者とか治療中の人でも問題無く摂取できるように、形状とか成分を改善する必要はあると思います。でも、どんな形にしても「完全」という事はないわけで、結局は利用者(子供が食べるなら保護者)が最後に注意しないといけないのは、田の食材にしても同じ。最近いろいろ発生した食の安全の話だって同じ。もしかしたら、今製造国とか内容成分をパッケージの裏に書いてあるけれど、あれを表に書くように指導するだけで(メーカーは嫌がるだろうけど)、もしかしたら安全性がアップするのかもしれない。でも、それを見てどう解釈するのかは利用者の判断なわけで、そう言う意味で消費者庁がするべき仕事はそういう意識改革であって、特定の商品を排斥したりする事では無いと思うんだけど。 事件が小さな子供が関わる痛ましい事故だっただけに、何か大衆迎合しているような気がする今回の記事でした。

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