2008年9月23日

総裁選

年金特別便の話が出たので、その関連で昨日の自民党総裁選でふと思ったこと。立候補者は7人でしたっけ。そこから推薦人20名が集まらず2人断念して、麻生、与謝野、石原、小池、石破の5氏が立候補して闘ったわけですが、内容はともかくシステムとしての民主主義は健在だったということでは。「選挙対策」とか「尻つぼみ」とかいろいろ意見はあるだろうけど、日本の中枢にあり責任の重い一つの組織の長を選出する方法として、公の中で多数決で決定するというのは、いろいろ問題はあるにしても日本という社会がまだ健全であるという証拠ではないかと思うんですよ。

当日の「TVタックル」で、政治評論家の三宅氏が「どうせなら、街頭演説に集まった人も投票できるようにすればいい」といっていたけど、それって直接選挙で選ぶ大統領制じゃないのかとフト思ったりして。まぁマスコミなんて、天の邪鬼で迎合する場合が多いものだから、個性的な人が登場すれば「独裁的」、融和的な人が登場すれば「リーダーシップ欠如」と言いたい放題。まるで、某我が儘野党みたい(笑)。

仕事の中でもこういう人は居るんだけど、対案・代案無き反論ほどうっとうしくて無意味なものはないですよね。何か話し合いをするということは、双方が持っているアイデア・意見をすりあわせてよりよい結論を導くためのもののはず。そこに利害が存在する以上、双方が100%満足出来る結果にはならないかもしれないけれど、妥協と強調の繰り返しがよりよい生活システム構築のもとのはず。最初から結果は分かっているからとやらないよりは、結果は分かっていてもそこからさらに何かを見つけ出そうとする方が、システムとして成熟していると思うんですけどね。

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