2008年9月7日

商標

暫く前にも「松阪牛」とか「青森」とか商標名登録で話題(問題?)になる、中国との関係。今度は岩手の「南部鉄器」が、「鉄」を旧字にして「南部鐵器」として登録されているという話。中国本土で使う書体は「中国簡体字」で、漢字を省略したような書体で、一方香港とか台湾で使われているのが「中国繁体字」という日本の旧書体に近い文字。だから、香港の人が「鐵」を使うのは理解できるけど、中国の商標登録ではどうなんだろう、旧書体と現行書体は区別されるんだろうか。日本だと、多分ダメなんだろうけど。

同じ漢字圏の国・地域なので、同じような商標が存在する事はあるんでしょうね。例えば東西南北を冠にしたような名前とか地名とかでも似たような名称は存在するかもしれないし。外務省とか業者もやっと重い腰を上げつつあるみたいだけど、こういう事って商売上一番重要な部分だと思うので、もっと啓蒙が必要なのかも。何たって、相手は世界を股に掛けて活躍(暗躍?)している華僑の大本なんですし。グローバル化とは、世界に商品を出すだけじゃなくて、世界を相手に文字通り防御と攻撃をする戦いを展開する事なんだと実感する話。

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