2008年7月8日

洞爺湖サミット

洞爺湖サミットが昨日から開催されていますが、現在のG8(8カ国)からさらに中国、インド、南アフリカ、メキシコ、ブラジル等の開発や経済伸長著しい国も追加してG13とか拡大しようという話もあるらしい。それなら、国連はどうなるんだという素朴な疑問。いゃ、国連は世界的な130何国も加盟した組織というかもしれないけれど、実質的に仕切っているのは20とか30とか、それくらいの国ですよね。あるいは、委員会とか分科会のような実務を司る場合なら、もっと少ないかも。それで必ずしもうまく運営出来ていないのに、サミットだからと言ってうまくいく物だろうか。

この話、ビジネスに当てはめるとよく分かるんですよね。「情報共有」とか「一体化」とか言って、どんどん公開して仕事の階層をフラットにするのはいいんだけど、その分全員がちゃんと自分の仕事を自覚していないと責任範囲とか仕事の内容とかが曖昧になりがち。ある程度階層化されて、上から下にそれぞれの分担と責任がはっきりしていると、それはそれで自由度は少ないもののそういう曖昧さは回避できる場合が多いというのと対照的な組織になると感じます。

個人的には、サミットの前に、まず国連改革をして、もっと機動力のある組織にする方が先だと思うなぁ。そういう鈍重さをいやがって、サミットってそもそも始まったんじゃなかったっけ。

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