2008年3月23日

DoCoMo携帯OSのモジュール化推進

一般紙からの記事、DoCoMoがGoogleの携帯OS Androidをベースに、携帯のOS/アプリをモジュール化するという話。遅きに失したという感じもするんですけど、DoCoMoがレファレンスも兼ねてベースのOS部分を携帯各社に提供するんだろうか。どの程度、OSのコア化をして、どれだけ付属機能のモジュール化をするのか、ある意味Androidのお手並み拝見みたいなプランですよね。 個人的に思い浮かぶのが、Windowsの変遷。Windows 3.xまでは各社のPCに特化したWindowsを、PC各メーカーが準備してリリースしてました。それがWindows95になって、PCアーキテクチャーがAT互換機に事実上統一されたこともあって、共通プラットフォームが誕生して、以後はその環境の上で動作するアプリケーションも出てくるようになりました。で、Windowsの問題は、どんどん肥大化していったこと。これはMicrosoft自身もアプリケーションを作っていたし、OSの市場占有率拡大のためにも、どんどん機能を追加してユーザーを獲得しないといけないこともあって、ある意味当然とも言えるんですが、それが良かったのか悪かったのか、なかなか難しいところです。 今回は、OSや基幹部分のデザインをGoogleという会社が持っているのが大きな違い。徹底的にインフラ整備に徹してくれれば、今回は良い物が出来そう(今回は?-笑)。理想的には、日本のメーカーが作った、i-mode用のプラグインとかFeliCa用のモジュールが、そのままAndroidを搭載している海外メーカーの携帯に取り込めるようになること。そうなれば、国内の携帯メーカーの組み込みSW開発も利益を出せる方向性が生まれてくるかも。FEPとかキャラメール・デコメールとか、その国・地域で特化したサービスがモジュール化されて、それが何処のメーカーの端末でも搭載出来たら面白い。理想的には、ショップで購入した時には必要最低限の機能しか無いけれど、ネットから有料でダウンロードして機能追加出来ると。当然、最初の携帯端末購入時には価格は抑えめで。 週末で一般紙での報道しかないけれど、具体的にどんな感じで今後進むのか、ちょっと興味が沸きます。

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