2017年2月18日

心に響かない反対意見

共謀罪、あるいは正式には「テロ党準備罪」なのかな、ここ数日与野党の攻防が激しいこの法案。野党の言い分にも一理あって、どこまでが「共謀」でどこまでが「犯罪の相談」なのか、その境界線はなかなか微妙。もし権力者が恣意的に利用すれば、何でもありになってしまうのも確かだけれど、今の世の中を見るといつ何時テロが発生するか分からないわけで、そういうトラブルが発生してからでは遅すぎます。それこそ、先日の金正男氏の暗殺事件のように特定個人に対してのテロ行為から、911のような大規模なテロ行為まであるわけですから。今回の法律提案にしても、既に世界中では同様の法律が準備されていて、それに基づいて国際的な連携をすることでテロの脅威を減らすことが目的。日本だけが、何か戦前の時代に戻ろうとしているわけでは無い。言ってみれば、世界標準に遅れている日本が追いつこうとしているわけで、そういう意味で一刻も早い準備が必要。

そんな中で、野党は愚にも付かない例題を上げて反対しているわけで、もうその内容を見聞きするだけでやる気の無さが感じられます。本来なら、本当に必要な時にどの様に適用されるのか、あるいはその時に問題点は何か問い話をするべきなのに、居酒屋で話をしたらとか町内会で話をしたらとか、例にするならもう少しまともなものにしろよと小一時間。そう言うことを言っているから、ほとんどの国民からそっぽを向かれるという事に何で気がつかないのだろうか。

例えば日本の法案の内容と、他国の既に実行している法律を比較して、他では行っていないのに日本だけでやる物があれば、その理由を問いただせば良いし、逆に日本に無いのに他の国々では採用している内容もあるでしょう。そういう所をちゃんと指摘して、矛盾点を追求するなり真意を問いただせばちゃんと国民だって関心を持って野党の行動を応援するのに、結局彼らは「反対」と言う事だけが仕事だと思っている雰囲気しか感じられない。何処かの政党に「言うだけ番長」という人がいたけれど、「言うだけ野党」と言われても仕方ない状態ですよね。

で、あの有名な政治学者の山口先生などは、反対するためにヤクザとも共謀する、とか訳の分からないことを言い出すし。支離滅裂でしっちゃかめっちゃかな事ばかりやっているから、国民からの政党支持率もどんどん下がるばかり。元々そういう人達の集まりだった共産党だけは支持率を伸ばしているというのも、なんとなく納得できたりして。そういえば、以前ならSEADLsとかが出てきて国会前デモとかやるタイミングなんですが、それはやらないのだろうか。やっぱり寒いから? まぁ、彼らが何かやり出せば、ますます国民の視線はそっぽを向くのは確実だけれど。本当に問題があるなら、その事実を一つでも見せればちゃんとした証拠になるのに、そんなことはつゆほども見せずにギャーギャー騒ぐだけ。勘ぐれば、身に覚えがあるからみそくそに反対しているのだろうか。その説明が一番しっくりくる気がする(笑)。

何時も何時も同じような人達が、同じような事を言いながら、同じように示威行為や示威行動をしていて、言う事は「安倍政治退陣」。いゃ、安倍内閣が退陣しても与党が分からなきゃ何も変わらないでしょ。自動的に自分達に政権が転がり込むと思っているんだろうか。彼らの言い分に万に一つでも心に響く意見があれば、少しは変わるのかもしれないけれど、そんなことは先ずは無くて結局は身内で慰め合っていることで満足しているから、その身内の輪の外には何も影響を及ぼさないということに気がつかないのだろうなぁ。どちらかと言えば、そのまま気がつかずに固まって騒いでいてくれる方が、我々はそこを避ければいいだけだから、かえって楽かも。そう言えば、社会の町並みもそんな風に色々な街角が出来ていますもんね。でも、そうやって隔離されたところで知らないうちにとんでもないことが段々と成長していて、それが突然爆発して大きなトラブルになる事は、以前のオウム真理教の事件などが証明していること。そう言うことが起きないための今回の法整備なんだけど、何かループしている気がする。

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