2017年2月28日

問題は何?!

いつの間にか今国会の一番の話題になってしまった、大阪の森友学園問題。元々は国有地の払い下げ問題だったのが、野党側というか民進党の思惑から安倍総理と学園側のゆちゃく問題に広げようとしているけれど、確固たる証拠があるわけでも無く、しかも民進党側の情報はいつものように週刊誌・新聞情報が元だから、迫力どころかブーメラン連発である意味自傷行為を繰り返している印象。

昨日辺りのテレビ情報番組やニュースでは、幼稚園の運動会の選手宣誓のシーンが何度も流されていて、その選手宣誓の中で領土問題とか中韓とかの国際関係、さらに最後には安倍総理への「頑張れ」という応援まで入っているわけで、その異常さを強調する内容。確かに、幼稚園だから以前に、運動会の選手宣誓としてその内容は適切なのかという疑問は大いにあるわけだけど、それはその学校の教育方針の問題。公立学校ならまだしも、独自色教育が目的の私学である以上は、それが学校関係教育関係の法律に抵触していれば論外だけれど、そうで無ければその良い・悪いを判断するのは保護者なわけで、それを恣意的に取り上げている今のメディアはどうだろう。そんなことを言い出せば、それこそ日本に対して敵対するような教育をしている朝鮮学校等怪しからんと言う話になるんじゃないのか。あるいは、キリスト教系の学校にしても、仏教やその他宗教系の学校などは、全て疑わしくなるわけで。

大体元々の優遇措置疑惑にしても、安倍総理の地元である山口とか影響力の大きい東京での出来事ならまだ「もしかして」という疑問も浮かびますが、維新の会のお膝元である大前での話。実際今回の払い下げに関しては、自民党よりも維新の会の方の疑惑が大きいという話も出てきている様子。実際に維新の会がやったの稼働なのかも問題だけれど、何らかの理由で不当に安い価格で払い下げられたら、それが一番の問題なのだからそれを先ずは明確にすべきでは。最も、隣接地に関しても当初は適正価格で払い下げられたと言いながらも、実はほぼ同額の補助金が支給されていて、森友学園のケースよりも割安で売却されていたり、以前から言われている朝日新聞や読売新聞などの本社土地の払い下げも格安だったことはあまり指摘されていない。森友学園だから悪いのではなく、そういう仕組みが存在している事が「駄目」なんだから、そういう追求を先ずはしないと。

その上で、私学教育としてその内容が適切なのかどうかというのは、別の話。私なんかの世代が思い出すのは、スパルタ教育で問題になった、戸塚ヨットスクールとか、ああいう教育方針がどうなのかというのと同じですよね。結局あの事件で分かったことは、確かに行きすぎた強要もあったけれど、それが効果を発揮して成長した生徒もいたという事。何か何でも解決してくれる素晴らしい方法が一つあるわけじゃ無くて、結局自分にとって適切な場所なのかそれは自分で判断するしかない。森友学園の教育方針にしても、全てが納得できなくても得る者が大きいと思うなら利用すれば良いし、そうで無ければ別の学校に行けば良いだけの話なわけで、それは保護者が判断すれば良いだけのは無し。それを十把一絡げで取り上げて、しかもその目的は与党攻撃、安倍政権攻撃という見当違いな目的に利用しようとするから、どうしたって無理が生まれてくる。そんなことすら考えもせずに国会で質問するから、いつものように恥をかいて終わるだけなんですよね。本当、「無能の働き者」って一番の無駄だなと毎回感じる結果に。

全てがそうだとは言わないけれど、結局は相手を攻めることが目的になっていて、本当に重要な問題であったりしても見逃したり、実は単なるガセネタ噂レベルの話題を、さも重要な問題であるかのように扱って後で恥をかいたりと、無駄な作業を繰り返しているだけだから、いつまで経っても支持が増えないし、どんどん周りからも馬鹿にされていることに樹が付くんだろうか。私は別に維新の支持者、橋本さんのファンでは無いけれど、色々あって地方政党から全国的な政党に脱皮しなきゃという危機感からか、ここ最近の維新の会はやる気みたいなものを感じますよね。まぁ、そのやる気のベクトルが向いている方向はちょっと疑問符が付くところもあるけれど、でもちゃんと「政治をしよう」という気概は感じられる。与野党関係無く、少なくとも政党として世のため人のために仕事をしようと思うなら、またまだまだ多数を占めることが出来ない中小政党であるなら、地道にそうやって政治活動の実績を積み上げていくのが筋。たまたま幸運もあって与党をになったことがあるのに、その遺産を食い潰すどころか、どんどん腐らせている某政党は爪のアカでも戦時と飲むべきですね。まぁ、飲もうと気がつく前に空中分解しそうだけれど。

0 件のコメント:

コメントを投稿