2016年9月5日

二重国籍

余り話題になっていない気がする民進党の新代表選挙。蓮舫、前原、玉木の三氏が立候補しているわけですが、それぞれの政治主張とは別にそれ以上に話題になっているのが蓮舫氏の国籍問題。父親が台湾出身、母親が日本人で日本で生まれた蓮舫氏ですが、その時点では台湾と日本の二重国籍。22歳までにいずれかの国籍選択をしないといけないようで、一応蓮舫氏は18歳の時に日本国籍を選択したと言っている。国会議員に立候補して当選しているわけだから、少なくとも日本国籍を取得しているのは確かですが、日本国籍を選択したからと言って自動的に他方の国籍が削除されるわけでは無く、離脱手続きをしないといけない。問題なのは、それを蓮舫氏がちゃんと処理しているかですよね。蓮舫氏にとっては不愉快な話かもしれないし、なんで今更という気持ちもあるだろうけど、別に隠す必要も無いのであればちゃんと照明すれば良いだけのは無し。というか、彼らだってもっと下らない質問を出していた事もあるわけですからね。一応国会議員は日本国籍保有者で無ければならないけれど、二重国籍の場合どうなるのかという規定は無いらしい。それはそれで問題だと思うし、今回を切っ掛けにちゃんと精査しておかないと。本来、一つの国籍で十分であるはずが、何故に複数の国籍を所有しているのか、それが問題なわけですから。単に手続き上の問題ならば、この機会に整理しておくのは決して悪い事では無いはず。

今回の国籍問題も重要だとは思うけれど、個人的にもっと重要だと思うのは、この蓮舫氏のように本名では無く芸名、あるいはビジネス名みたいな名称で国会議員を務めている事。何で国民の代表たる国会議員が本名で活動できないのだろうか。確かに選挙の敵には知名度が重要な要素になるので、先ず知られていない本名では無く芸名で立候補する事のメリットは認めるものの、一旦国会議員に当選したならば、その活動は本名で行うべきでは。あるいは「本名(芸名)」と言うくらいの表記にすべき。結婚をして名字が変わった時には、以前の名字のまま活動する事は、これは許容範囲だと思うけれど、芸名とかニックネームみたいな名称でそのまま努めるのはどうだろう。その人を特定するという意味では、その芸名・ニックネームの方が知名度が高いのかもしれないけれど、国会議員の仕事は知名度の高低では無く、どれだけ国民のために仕事をするかなんだから、議員になった時点でもう不要なはず。

いずれにしても、まずはちゃんと自分の国籍に関して説明が必要では。で、仮に本人の勘違いも復命台湾籍が抜けていないのであったなら、少なくとも台湾側の国籍離脱は今でも可能(違法では無い)の用なので、そこちゃんと処理するべきでは。それが、彼らが以前与党に要求していた事でもあるわけですからね。

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