2016年8月21日

キータイプの練習

NHKが放送した「貧困JK」がやらせだと炎上して居るみたいですね。その内容は見ていないのでなんとも言えないけれど、個人的に一つ引っかかったのが、パソコンが買えないから1000円のキーボードだけ買ってもらって練習した、という点。確かに、全くキーボード入力をした事も無い人が、まずはキー配列を覚えるためにキーボードで練習する事はあると思うし、私も昔々はキーボードどころかキーボードのトップを印刷した紙の上でホームポジションとかアルファベットの配列を覚えたものです。ただしそれはあくまで最初のうちで、実際に使用出来るようになるためには、やはりモニターを見て、今自分が押したキーが正しいのかと言う事が分からないと、先に進まない。さらに、アメリカ人が英語入力する時は、キーを一つ一つ叩いて単語を入れれば良いけれど、日本語の場合は、多分殆どの場合はローマ字入力になるだろうから、そのローマ字の組合せが正しいか確認し、それがかなに変換されたところで今度は漢字変換をしないといけない。それって、実際にパソコンが動作していて、某かのIMEが機能していないと絶対に出来ない事で、単にキーボードだけで練習できるのは、ホームポジションとタッチタイプのための指の動かし方くらい。実際には、自宅ではそう言う指の動かし方の練習をして、多分本体も含めて全て使える学校ではFEPも含めて練習したのかもしれないけれど、そうなればなったでますます自宅でキーボードだけを叩く練習って、一定のレベルになると意味が無くなってきます。

巷では、何万円もする作画道具があるとか、結構いろいろな映画に行ったり、リッチなランチを食べていたりする事がtwitterのアカウントが調べられて公表されているけれど、その人の中の優先順位がそっちにあるなら、パソコンにお金を掛けないと言う事も有りだと思います。ただ、それならそれでNHKとして言うべきは好きなアニメの勉強を優先していたからキーボードだけで練習したということで、お金が内からパソコンが買えないというのは意味が違うでしょう。そこに誤解とか曖昧さが生まれてくるのはメディアとして失格だと思うし、さらに何か意図的な誘導が含まれているとしたら、それこそ自分達の存在意義すら否定していることになるのでは。

「公共放送」と良いながら、独自の考えとか方向性を持つ事は、民放ならある程度は有りだと思います。私企業だから。ただ免許制度の上に成り立っているから、余りに偏った方向性は否定されるべきだろうけど。ただ、NHKに関しては国民の視聴料で成り立っているわけだから、そう言う思想的なもの独自の方向性みたいなものは極力排除するべき。仮に、何かの考えに基づいた内容の放送をするのであれば、それとは反対の内容についても別途放送すべきだし、そうやって異なる意見を対比させて取り上げていく事は有りだと思う。でも今回の場合は、そんな事以前の「自分達の言いたい事を言うためにそう言う場面を作りました」的な内容に感じるわけで、それってNHKでなくても民放でも批判される事じゃ無いのか。

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