2016年8月12日

自称「ジャーナリスト」

あの都知事選後の鳥越氏インタビュー。もう、タイトル読んだだけで開いた口が塞がらない。

「ペンの力って、今ダメじゃん。だから都知事選で訴えた」

この人、二つの意味で自分で自分を否定している事を分かっているのだろうか。一つ目は前半「ペンの力って、今ダメじゃん」。それって、メディアとして、ジャーナリストとして、敗北宣言じゃ無いの? 選挙前はあれだけジャーナリズムがどうたらこうたらと言っていたのに、「今ダメじゃん」っていう事はあの時の彼らの態度は何だったんでしょう。単なるこけおどし?

二つ目の後半「だから都知事選で訴えた」と言うけれど、その訴えた内容は取りあえず横に置くとして、結果的に小池氏とはダブルスコア、与党分裂選挙になった増田氏にも破れて、結果的に自らの訴えは支持されなかったわけで、その事に関してはどう思うんだろうか。一つ目のジャーナリズムが今ダメで、だからと自ら訴えたら、それも否定されたという事は、結局自分の考えが間違っていたと言う事でしか無いのでは。

勿論、130万票というのは決して少なくない得票ではあるけれど、あれだけ選挙中に好き放題言ってきたわりにはさんざんな結果。インタビューでは、それに対しても馬耳東風見たいな返答をしているし、全く何も感じてないんでしょうね。それって、投票してくれた130万人の支援者に対しての裏切り行為では? 選挙で敗れたならば、何が賛成されて何が反対だったのか、それは真摯に受け止めるべきだし、自分の立場を利用するのであれば、その中から小池氏に実現して貰えるような提言・提案をするのが、彼の役割じゃ無いだろうか。最も、選挙後最初に公に登場する事になったラジオ番組では、ジャーナリストとして小池都政を監視するみたいな事を言っていたけれど、それなのに「ペンの力は、今ダメじゃん」とか言っているわけだし。

この人達って、本当に「省みる」って事をしない人達だなぁ。だから、進歩しないのかも。で、流石に「中の人」がぶち切れている。まぁ、あれだけ我慢してサポートしていたのに、掌返しなんて言う一言じゃ済まないですからね。まぁ、この程度の人が選ばれなくて良かったと思うけれど、それでも130万票も獲得するっていうのが疑問だなぁ。

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