2015年4月14日

静岡-武漢直行便

地元静岡の空の玄関、富士山静岡空港。ここに、また新たな路線就航のニュース。中国最大規模の航空会社、中国南方航空が、5月15日から週3便で、静岡-武漢の直行便を運航開始するというニュース。同時に、セントレア-武漢線も開設されて、こちらは週4便と、一週間を両方で折半するような形。静岡-武漢というと、既に中国東方航空が上海経由のフライトを開設していて、こちらはデイリー運航。最近の訪日ブームのお陰か、結構フライト予約状況なんかを見ても満席の日が多いんですよね。静岡-上海の予約状況と、その先武漢までの予約状況がほぼ同じなので、やはり武漢から飛んでくるニーズが大きいと言う事なんでしょう。そういうところからも、中国南方航空としてもいけると踏んだんでしょうね。

中国東方航空も中国南方航空も、どちらもスカイチーム加盟航空会社。今回就航開始する中国南方航空は、日本では余り馴染みの内名前の航空会社ですが、保有機は480機余りと中国最大の航空会社なんですねぇ。しかも、スカイチーム加盟は、中国東方航空がスカイチーム加盟は2011年6月に対して、中国南方航空が2007年11月と先輩。どちらも、豊富な中国国内線ネットワークを持っているので、今回の武漢直行便のデイリーかもそうだし、さらに他の地方中核都市からの静岡就航何て言うのも期待出来そう。

しかし、富士山静岡空港が、ますます中国化していきますねぇ(笑)。国内キャリアーは、ANA(CTS/OKA)とFDA(FUK/CTS/KOJ)の2社だけ。韓国はOZ(アシアナ航空/ICN) 1社、台湾からはCI(チャイナエア/TPE) 1社。それに対して中国からは、MU(中国東方航空)が2路線(上海(PVG)経由武漢(WUH))と寧波(NGB))に、天津航空(GCR)の天津線(TSN)と、路線数でも就航先でも便数でも、半分は中国線になってしまう。

静岡空港に関しては色々言われているので今更ではありますが、空港から第二東名のJCへのアクセスがもう少し良いと御殿場へも名古屋方面にも行きやすくて良いと思うんですけどね。あと、静岡空港横の空き地に、アウトレットモールやショッピングセンター(免税対応)を誘致して、静岡空港から出国するときに、最後の爆買いをしてもらうとか(笑)。正直なところ、静岡空港を利用しても、そのまま現地で何かアクティビティをするような要素が無いんですよね。精々静岡経由の富士山とか、単にエントリーポイントとしてしか機能していない。あと、今後中国からの観光客も日本慣れしてくると、単に価格の安いツアーだけで無く、もっと自分のニーズ似合った空港に直接来ることもあるだろうから、そうなると空港からのアクセスの悪さは何とかしないと。その辺り、2020年までにどれだけ改善できるかで、静岡空港の命運が決まるんだろうなぁ。

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