2014年8月24日

ANA雑感

メインの旅行記は完了したんですが、今回往復で利用したANA便の感想などを備忘録代わりに記録しておきます。今回は往路はNRT-ORD、復路はSFO-NRTで、季節風の関係もあるのでどちらも10時間を超えるロングフライト。使用機材はどちらもB777-300ERでビジネスクラスの座席はANAご自慢のスタッガートシート(Staggered Sheet)。いつも一人旅の自分にとっては、個室缶もあって比較的好きな座席タイプですが、もう少し細かくリクライニングやフットレストの調整が出来ると良いと思います。座席のサイズ的にはUAのフラットシートと同じくらいかな。ただUAと事なり、隣の席とは半分くらいの長さでシフトしていますから、その分外に出る通路部分や物置が用意されていて広く感じます。ただ、物置の位置が少し高いので、ここにドリンクグラスとか置くとちょっと取りづらい。

私の旅行の場合、ミールサービスの後は基本寝て過ごす訳ですが、今回ちょっと失敗したかなと思ったのがこの時。座席をフラットにして、ANAで提供されるベッドパッド(東京西川の「エアーサイクロン」らしい)を敷いて寝たんですが、これが自分にとっては柔らかすぎました。そんなに厚いパッドでも無いのに結構からだが沈み込むので、寝ているうちに腰が痛くなったり、横になったときに体のS字がいつもの違う方になるためか寝付きがよくありませんでした。実は前回NY便を利用した時に、このパッドを使わずに寝て少し硬い感じがしていたので、今回使ってみたんですが、どちらかを選ぶとすると自分にとってはパッド無しの方が良かった感じがします。

「睡眠」関係で言うと、復路のSFO-NRT便では、出発前にCAさんが灰色のスウェット風パジャマを何着か手に持ち、乗客に利用するか聞いて回っていました。何度かANA便を利用していますが、これは初めての経験。私は着替えるのが面倒だから利用しませんでしたが、もう少し長距離のフライト(例えばIAD-NRTとか)の時には、リラックスするためには良いかも。

今回ガッカリだったのがミール。行きは、一食目に和食、二食目は洋食、帰りは一食目は洋食(魚料理)、二食目は和食という選択。理由は、往路では日本酒を試してみたかったこと、日本搭載の和食なら少しはましかなと言う事からの選択で、復路は往路復路同じドリンクメニューですから、洋食でワインを飲んでみようと言うプランでした。で、先ず往路から言うと、記事にも書いたけれど正直残念な内容でした。機内食の提供には色々な制限があることは重々承知しているけれど、ANAでもこんなものかと言う感想。特に、何か作ってから時間がたっているような前菜とかは、午前中に出発する便に合わせて調理して、それをこの夕方の便まで保存していたんじゃ無いかと想像されるような内容。まとめて調理するだろうから、ある程度のロットで管理するのは当然としても、ちょっと残念でした。帰りの便での二食目に出てきた煮つけにしても、汁が煮詰まっていてしょっぱくて食べられない状態。魚自体は美味しかったけれど、一度水で洗ってから食べたいような味付けになってしまっていて、これも残念。温度管理とか調理手順とか、一度見直した方がいいんじゃないのという印象でした。

そうそう、以前は「ジンリッキー」が通らなかったカクテルサービスですが、今回は往路復路とも一応それっぽいものを作って出してくれました。やっとANAの機内レシピに登録されたのかな(笑)。努力した甲斐がありました(をぃ)。でも、どちらも自信なさげに出してきたので、システムには登録されていなくて先輩CAさんあたりに聞いて作ったのかも。

最後に、いろいろ言われる英語での機内案内。往路での最初にアナウンスされていたCAさんが、正直酷かった。英文の発音を勘亭流フォントの平仮名で書いて、それを棒読みしているような感じで、正直何を言っているのか全く分からない。先に日本語のアナウンスがされているので、言う事は分かっていますが、しゃっべっている部分がその日本語の何処にあたるのか分からない。時々聞き取れる言葉が出てくるので、ああ今このあたりの話しをしているのかと推測は出来るんですが。流石に不味いと思ったのか、途中から別のCAさんが英語のアナウンスを担当されていて、こちらの方は綺麗な発音でしたし、復路のSFOからのフライトでのCAさんも、まぁ分かる発音だったけれど。以前、成田に到着して、タクシング中に成田空港の案内とか英語でしていたとき、隣に座っていたアメリカ人らしき乗客が、たまたまいた外国人(多分アメリカ人)CAさんに、「何て言ってるの」と聞いたらCAさんが「私も分からないわ」と答えていたときには爆笑してしまいました。暫く前に、CX 系リアルスコープの番組で、MCのミカパンが一日CAみたいな事をやっていて、その時に英語のアナウンスが悪いと駄目だしされていたけれど、あれより酷かったですよ、最初のアナウンスは。もうちょっとANAさん、気をつけた方が良いんじゃ無いだろうか。役割分担はあるかもしれないけれど、いかにも英語の発音を平仮名書きして、それを棒読みしているようなアナウンスは止めて欲しいですね。

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