2014年4月11日

docomoの新料金体系

前日まで否定していたけれど、やっぱり発表されたdocomoの「カケホーダイ & パケあえる」新サービス。音声通話は、他社通話も含めて定額制になり、データ通信は個人で分けたり、家族で分けたり出来るようになりました。さらに、データ通信料金は、契約年数に応じて割引があるという話だけど、でも、よくよくdocomoの発表資料を見ると、そんなにお得感が感じられない設定。

最大の理由は、これまで通り「音声通話料金+データ通信料金」という組合せになるので、結局は両方で6千円とか7千円とかの金額なるけれど、それってMVNOとかで利用していたユーザーから見ると、まだまだ高い金額。真面目にdocomoで支払っていれば、これまでの1万何千円が半分近くになるので「安い!」と感じるのかもしれないけれど。やっぱり6月から導入される(だろう)という、VoLTEで全てデータ通信で付変えるようになり音声通話分の料金が無くならないと、なかなかこの新しい契約で始めようと言う気にはなりませんね。

ただ、docomoが音声通話定額を発表したので、auやSoftbankも対抗上同様のサービスを出してくるでしょうから、ここで一つ料金設定が下がることを期待。さらに、VoLTE化してコストダウンをどれだけ早くできるかが次の正念場。キャリアーとしても、既存の旧端末用に音声通信ネットワークは残しておかないといけないけれど、負荷分散と言う意味でもVoLTEでデータ通信にシフトしていくのは正しいんだろうな。取りあえず、docomoの新料金プランも6月からですから、今の携帯をスマホに買い換えるにしてもそれ以降。それまでじっくり考えることにします。

ところで、PC Watchの山田祥平氏のコラムでも、このdocomoの新料金の話題が取り上げられていて、現行料金と新料金との比較をいろいろ記載されているんですが、ほとんど同じか返って割高になるような感じですね。山田氏が最後に言及されている

つまり、今回の新プランは、通話定額を名目として基本料金を値上げし、さらにパケット料金を従量制に近いものにしたものだと考えられる。

というのは大いに納得できる結論です。個人的には、多くのビジネスパーソンが利用しているであろう、2-in-1に対してのサポートというか後継サービスを出して欲しいですよね。1台目の基本料金に、2台目の登録料金(500円とか)をすれば、1台目の通話料金とデータ料金を分け合えるみたいな事が出来れば、凄く良いんだけど。当然、どちらかの端末が音声通話中であれば、もう片方は着信も発信も出来ない、位の制限は許容範囲です。

人によってメリット・デメリットを感じる今回の新料金体系だけど、もう一つ踏み込んで欲しかったなと言うのが正直なところです。

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