2013年10月16日

HND-TSA (6) - 帰国

2泊3日の台北旅行も、帰国日。初めての台湾訪問、今後の下調べとしては十分に収穫のあるものでした。フライトが13:20松山空港発のNH1186便なので、お昼頃にチェックアウトすれば良いかなと最初は思っていたんですが、どうも台北松山空港のセキュリティチェックは厳しいとANAの空港案内には書かれているし、セキュリティエリア内のラウンジも空港公団が運営しているラウンジ一つで、時間帯によっては混雑するなんていう書き込みも見られたので、かなり余裕を持って10:30頃にホテルをチェックアウトして空港へ向かいました。来た時とは逆に、MRTを1度乗り継いで空港へ到着。空港に接続している文湖線の車両は、良く空港内のターミナル間接続に使われているシャトルと同じタイプの小型の車両で、どうしてもMRTに乗っているというよりも、空港内のターミナル移動をしている錯覚に襲われます。

この台北松山空港は、ANAのオンラインチェックインでスマホでのモバイル搭乗券が成田や羽田同様使えるとサイトで説明されていたので、自分のiPhone4sのPassbookに登録したフライトのQRコードを表示させつつ、ガラガラで誰も居ないセキュリティーチェックの入り口に進みました。係員の男性がそのQBコードをスキャンして、パスポートと内容を確認したら、あっと言う間に通過完了。半分拍子抜けしつつ、その先のX線検査のところも誰も並んでいない状態で、手荷物からノートブックパソコンと液体物を入れた透明なケースを取りだして、あっと言う間にここも通過。で、その先の出国検査のブースも、誰も並んでいない状態で、そのまま目の前に開いているブースに進み、やはりiPhone4sとパスポートを渡したら、何か「うんうん」と係員の若い男性氏が頷きながら、ここもあっと言う間に手続き完了。多分、最初にセキュリティに並んでから出国審査のブースを通過するまで、多分3分も掛かっていません。まぁ、たまたま時間帯が良くて運が良かっただけかもしれませんが、でも日本国内の羽田や成田を利用する時以上に快適で、これも今回の台湾訪問で気に入った点でした。

で、出国審査のブースが並ぶ場所をでると、直ぐ左手奥に航空会社共用のラウンジがありますので、早速中にはいってみることに。
ラウンジ入り口で搭乗券代わりにiPhone4sの画面を見せると、ここでは表示内容を何やらメモ用紙に書き取り、フライトナンバーと搭乗者名を確認していたみたい。で、確認が終わり中に入ると、広さは羽田のANAラウンジ位でしょうか。二人が対面で座る椅子が殆どなので、一人で2席占有する人(自分も含む)が多くて、ちょっと混雑してきた時には大変そう。でも、電源は各椅子の場所にあるようで、その点はANAのラウンジ程苦労しませんでした。

お昼が近かったので、軽く食事をすることに。中華系メニュー中心で、結構種類がありました。気に入ったのが、ご飯に甘辛く煮つけたそぼろ肉見たい物を掛けて食べる物で、付け合わせにキュウリの漬物みたいなものもあって、相性ばっちりでした。蒸し物系も5~6種類常時でていて、これは普通の味でしたけれど。この時は、まだ午前中と言う事もあり、またちょっと体調も悪かったのでお酒には手を出しませんでしたが、ビールで宴会モードの男性グループ(中華系)とか、あと室内の女性スタッフに頼んで白ワインを飲んでいたカップルとかいました。ちょっとミールコーナーが狭いのが難点ですが、共有ラウンジにしては中々じゃ無いでしょうか。

ここでメールチェック等して時間を潰し、少し早めにゲートに向かうことにしました。

ラウンジを出ると、直ぐその先が国際線搭乗ゲート。今後拡張されるのだとは思いますが、こぢんまりとしたゲートです。その6番ゲートが本日の使用ゲートですが、ここに来てビックリ。B787が駐機しています。実は、この瞬間までずっと使用機材を勘違いしていて、B767-300だと思っていたんですね。往路がこのB767-300 (76P)だったので、ずっと勘違いしていたみたい。だから最初はシップチェンジかと思ったんですが、後で確認したらB787-8と2機体制で往復しているんですね。

機内に入ると、CAさんが直ぐに「○○様、ANAをご利用頂きありがとうございます。」と挨拶してくれたのは良いんですが、その次の言葉「B787は初めてですか」にちょっとカチンと。機内で写真を撮影していたから、その方面の人と間違われたのでしょうか。まぁこっちも初めてですと合わせるのも面倒なので、「国内線は以前利用しました。国際線はUAのB787は搭乗しましたが、ANAのB787は初めてです」と答えると、何も言わずに去って行ったけれど(笑)。もしかしたら、窓の遮蔽方法とか、そんなことを初めての人には説明しているのかもしれません。

最近もJALのB787が幾つかトラブルに遭遇して、また「だからB787」という雰囲気を感じるんですが、でもこの機体の静粛性と機内環境の快適さ、B777やB747よりも格段に違います。私の経験で唯一同等と感じるのは、A380ですね。それに、ANAのB787のトイレにはウォシュレット装備だし(笑)。

余りに嬉しくて、体調不良だから機内ではアルコールは飲まないと決めていたのに、ついシャンパンをお願いし(オレンジジュースも貰ってミモザにしましたが)、食事の時も白ワインを飲んでしまうくらい(をぃ)。ずっとエアショーを見ていたんですが、離陸して水平飛行に入るともう石垣島で、ミールサービスは沖縄を過ぎてからで、食べ終わったらもう九州ですからね。本当に台湾は近いなと実感しました。
たまたま追い風の状況が良かったのでしょうか、ほぼ定刻に出発したのに羽田には40分近くの早着になりました。お陰で、品川から乗車する新幹線を一時間早いひかり号にしてまだ余裕状態でした。

ところで、往路で台北松山空港に到着したとき、ANAのCAさんが機内放送で空港内は「写真撮影禁止」と念を押されていました。ここは、軍民共有空港だからかなとも思ったんですが、空港のサイトにもそう言う特記は無いし、空港内にもそう言う表示が無いので、空港内で何枚か写真撮影をしています。ただ、大っぴらにカメラを構えて撮影するのも怖かったので(笑)iPhone4sで画面を見ている振りをして、そっと撮影したものばかりですが(をぃ)。いずれにしても、空港内で撮影される場合はご自身の責任でご注意ください。でも、だったら敵対している中国本土からの乗客が空港内を歩き回るのはいいのだろうか。そっちの方がよほど危険が危ない気がするんだけど... (続く...)

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