2013年8月29日

インスタントコーヒー

ネスレ日本が9月から「インスタントコーヒー」という呼称をやめるという記事。インスタントコーヒーと言うと、お中元とかお歳暮で何個も貰うので、その後は毎日のようにお湯や水で溶いて飲んでたなぁ... 砂糖とクリープも入れて(笑)。ただ、当時自宅で母親が喫茶店を経営していて、しかもお店の売り物がサイフォンで入れるコーヒーだったから、小学生の頃にはもうインスタントコーヒーは不味く飲めなくなったなぁ(をぃ)。

ネスレ日本は、神戸の三宮に日本本社が有るんですが、実は会社に入り新人研修で現場実習に派遣されたのが神戸の事業所。このネスレ日本にも毎日何度もミーティングや連絡作業で通わされました。本社がスイスですから、英語だけで無くフランス語やドイツ語が母国語の人が多くて、社内公用語は英語で統一されていたものの、ミーティングの時の英語の会話が凄く分かりづらくて(英語だって当時はちんぷんかんぷんだったし)凄く苦労した思い出があります。もう一つ苦労したのが、このインスタントコーヒーで、社内の自動販売機から自由に無料で飲めるんですが、一日に何度も飲むものじゃ無いし、只でさえ苦手なので出来るだけ他の飲み物とかお茶を飲んでましたが、余りにお客様の商品に手をださいのも失礼かなと、時々はインスタントコーヒーを無理して飲んでいたのも懐かしい思い出です。

最近のインスタントコーヒーは、昔と比べればかなり良くなったとは思うけれど、それでもあの焦げたような匂いとべちゃっとした感じの舌触りがどうも苦手です。まぁ、入れ方にもよるんだろうけど。ただ、最近ではその場で豆をひいて入れてくれる自販機もありますが、あれはあれでドリップがいい加減だからそれほどでも無くて、案外ちゃんと入れたインスタントコーヒーの方が美味しく感じる時も。ネスレが出しているカートリッジタイプのコーヒーメーカーって、何度か試したことがありますが、あれは中々侮れません。そう言う意味で、ネスレと言う会社は結構面白いなと感じます。

で、インスタントコーヒーを止めて「レギュラーソリュブルコーヒー(Regular Soluble Coffee)」という名所に変えるそうですけど、うーん英語的には正しいんだろうけど、日本人としては回りくどい名称だなぁ... 日本向けに「クイックコーヒー」とか「フラッシュコーヒー」とか... やっぱり、インスタントコーヒーが一番しっくりくるなぁ。別にレギュラーコーヒーが良いとかインスタントコーヒーが悪いとかじゃ無くて、それぞれ別の飲み物だと思えば良いんですよね。その上で、本物の味にこだわるのか、それなりのレベルで良いのか利便性を優先するのか。「インスタント」という言葉が軽く感じる、品質が低く感じる事を嫌がるのかもしれないけれど、当初名付けた時には多分革新的なイメージの商品だったわけですよね。時代の変化と共に、その価値観が変わってきたと言うことの証なんだろうなぁ。

所で、スタートレックのフードレプリケーターで入れたコーヒーは「レギュラーコーヒー」なんだろうか「インスタントコーヒー」なんだろうか。

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