2012年5月19日

無責任な発言

関西電力のHPにこんなお知らせが。その番組は見ていないけれど、本当にこんな事を言ったんだろうか。この古賀氏って、今は大阪市の特別顧問ですが、その前は経産省のお役人で、いろいろと話題になった人。その当時に感じた印象では、旧態依然とした組織の殻を破るというような、非常に好意的な印象を受けていたんですが、経産省を辞めて(辞めさせられて?)からメディアに登場するようになると、何かちょっと変な方向にベクトルが向き出したような違和感を感じていました。

どう言う根拠があって、こういうことを、しかも全国放送の中で言ったのか分からないけれど、これって名誉毀損に当たらないのだろうか。単に憶測だけで、関西電力に圧力を掛ける目的で言ったとしたら、この人の政治力というか行政力を大いに疑うわけですが。経産省という大きな組織の中で、しかも脈々と続く古い体質の中から何か改革をしなければいけないという立場の時には、注目を集めるためにある程度のパフォーマンスも必要かとは思うけれど、今は自分が組織のリーダーになっているわけだから、同じ事をやっていては話が通らないでしょう。彼の仕事は、仮にそう言うことが発生しても、府県民の生活に影響が無いように準備することであり、無責任なことを言って不安を助長することではないはず。

「停電テロ」なんて言うことを言っているけれど、彼のこのセリフ自体が流言飛語、世間を混乱させるテロ行為にも等しいものですよね。行政官として能力はあるのかもしれないけれど、技量が伴わないというか。橋下氏とか川勝知事とかも、時々(頻繁に?)こういうファナティックなやり方をするけれど、正直嫌悪感を感じますね。本当のリーダーシップって、四の五の言う前に、まず結果を見せるものでしょう。変に勘ぐれば、もしこの夏に何かトラブルが発生して大規模停電になり、その責任を問われたときに「だから言ったでしょ」みたいな言い逃れのための伏線だろうか。いずれにしろ、そういう事が想像されるような行為をすること自体間違ってるんですけどね。

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