2011年9月1日

K-Pop taking over the world? Don't make me laugh.

なかなか刺激的なCNNGOの記事。まぁ、当たり前のことなんですよね。その国、地域でブームになれば、次は世界=アメリカでビジネスチャレンジ、ということは誰もが考えること。ただし、特に非英語圏の国からの場合、まずは英語の壁があるし、次のその国の文化・歴史の壁があるだろうし、そういう意味では自国でのブームの理由が、単にその時の流行にマッチしたからなのか、本当に歌唱力なり演技力なり十分な実力があっての事なのか、その見極めをちゃんとしないとダメですよね。そうでなくても、実力を持った人がゴロゴロしているアメリカのエンタメ界で勝ち抜かなきゃいけないわけだから。記事にも取り上げられているBoAさんは、それでも結構歌も上手いし魅力ある歌手だと思うけれど、でもアメリカのShow Bizで活躍できるレベルかというと、まだまだですよね。いゃ、決して偉そうなことを言っているわけではなく、以前アメリカのディズニーワールドに何度か行っていたとき、園内のアトラクションで歌や踊りをあちこちでやるわけですが、このレベルが半端じゃない。あそこにいる人は、もちろんディズニーのオーディションに合格した人達なので、それなりのレベル何だろうけど、それでもまだプロとしてメジャーになれないレベルの人達なわけで、その人達ですら日本の芸能界が真っ青と言うレベルだったりするわけです。

まぁ、記事の主題は、そういう韓流のチャレンジではなく、そういう現実を無視して「世界を席巻する韓流」というようなデマを流してまでも韓流を推し進めようとする、その姿勢に対しての批判何ですけどね。まぁ、日本のアニメ政策と同様に、韓国の場合はK-POP政策として国策として推し進めているわけだから。だったら、日本の歌や番組や映画なんかも、日本同様に自由化しなさいよ、と言いたいけれど。

ところで、K-POPで日本に来ている韓国アーティスト達何ですけど、特に女性グループの場合(KARAとか少女時代とか)、私なんかはそれぞれの顔が全部同じように見えてしまうんですよね。よく、登場するキャラクターが多い漫画だと、髪型とか洋服のデザインとかをちょっと変えるだけで、似たようなキャラクターが別キャラとして登場する場合がありますが、あんな感じ。だから、たまにテレビなんかに登場している様子を見ても、CGで同じ女性をコピーして並べているような印象になります。その点、AKBとかだと、一人一人がちゃんと区別出来るくらいの差分がみんな存在しているから、ビジネス的には美人だけど同じようなキャラクターを揃えている、今のK-POP女性グループよりはましな気がします。

結局Show Bizの世界にしても、どのようなマーケット・セグメントにターゲットを定めて、そこにどのようなキャラクターの商品=タレントを投入したら一番利益(=人気)が出るのか、そういう戦略に基づいて造られていく「商品」なわけです。もちろん、日本のローカルフードである寿司が、いつの間にか世界中で食べられるようになったように、そこにはさらに時代の流れなんかも重要な要素として存在するわけですけど、そういう色々な要素が絡み合って、あるときには成功するけれど、多くの場合失敗を繰り返してさらに次のチャンスを狙うのが、グローバルビジネスだと思うんですよね。そういう意味で、タイトルの"K-Pop taking over the world? Don't make me laugh."っていうのは、結構多くの人が実は感じていることなんじゃないかと感じるわけです。

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