2010年2月13日

NRT-PBI-NRT (19) - 時間との戦い

成田に無事到着して、さてここから新宿のヒルトンに移動するわけですが、1) 入国審査通過、2) 荷物のピックアップ&税関審査通過、3) 空港の一時預かりに預けているバッグ(翌日のスーツ等)をピックアップ、4) リムジンのチケット購入、5) 乗車、というプロセス。バスの出発は15:40ですから、肝はどれだけで預けている荷物が出てくるかどうか。機内持ち込みだけなら、以前も10分位で外に出てきたことがありますが、今回は荷物がどれくらいで出てくるのか。で、成田にタッチダウンしたのは20分位早かったものの、その後タクシングに手間取ります。ターミナルに向かう途中、すれ違いで一時停止したりと、早く到着したものの#41ゲートにスポットインしたのは15:20分過ぎ。結構遠いんですよね、ここから入国審査場まで。で、只でさえ時間が気になっているのに、こういう時に限ってドアが中々開きません。

やっとドアが開き、メインビルに向かって歩く歩く。途中動く歩道に乗ったりしながら、2Fに降りて入国審査場に到着したのが15:30頃。いつものように、どうも日本人は私が最初みたいで、パスポートを出すと直ぐに戻ってきます。で、ここからが問題。1Fのターンテーブル場に降りて、UA837の荷物が出てくるB5の島に行き待っていると、空港の男性スタッフが寄ってきて、「UA837便のお客様ですか?」と聞いてきます。「はい」と応えると、「お急ぎの所申し訳ありませんが、UA837便のコンテナにトラブルがあり、お荷物の搬出が遅れます。」と言われてしまいます。とっさに時刻を確認すると、15:33になった所。あぁ、こりゃ駄目だなと、この時点で15:40のリムジンバスは諦めました。取りあえず、次の16:30には間に合うように、16:00頃には荷物が出てきて欲しいなと周りを見ると、どこかで見たことのあるような人が。

ターンテーブルの先端、税関審査のブースがある方のカーブの所に、Priority Tagが着いた荷物を引き渡す場所があるんですが、そこに見たことのある男女が。男性は陸上の為末大氏、女性は元マラソンランナーメダリストの有森裕子氏。なにやら二人で話をしながら、荷物が出てくるのを待っています。確信は無いけれど、バンクーバーオリンピックの取材帰りなんでしょうか。そんなことを見ながら考えていると、「xxxxx 様、xxxxxx様はいらっしゃいますか?」と、私の名前をフルネームで呼ばれてビックリ。振替えると、先ほど荷物の出てくるのが遅くなると言っていた男性職員が、私のキャリーバッグを引きながら名前を呼んで歩いてきます。で、「はい」と返事をして「こちらの荷物で間違いありませんね」と言われて、この時点では何が何だか訳も分らず「はい、はい」と良いながら確かにPBIで預けた自分のキャリーバッグを受け取ります。で、思わず時計を見ると、15:35。「間に合うか?」、取りあえず空いている税関審査のブースに行き、書類を渡します。ここで捕まると時間が掛るんですが、特に何事もなく直ぐに終了。外に出たところで左側に折れて、出発時に預けた荷物を受け取るんですが、この時カウンターに居たのが、ちょっとお年を召した男性スタッフで、「はい、はい、ちょっとお待ちください」と良いながらなにやら机の上の書類とか片付けている。イライラしながら待つことしばし。引換券を渡して自分のショルダーバッグを受け取る、次はリムジンバスのチケット、と思ったら「済みません、ここにサインを」とか言われて、適当に(をぃ)書き殴って通路の反対側にあるリムジンバスカウンターに向かいます。

ちらっと時計を見ると、15:38。「新宿行き、ヒルトン東京まで」 というと、「15:40発でよろしいですか」というので、勿論と心の中で叫びながら「はい、お願いします」とチケットをお願いします。まぁ、リムジンバスはターミナル2から回ってきますから、定刻通りに来ることはないと分っていても、チケットを受け取りターミナル1の外に出ると丁度15:40。11番乗り場に行き荷物を預けて、ホッと一息ついたときに「次は新宿方面行きバスです」というアナウンスがありました。いゃぁ、ほんと間に合わないと思っただけに、何とも綱渡りでしたが予定通り15:40発のバスに乗車。この後都内の渋滞もなく、17:00過ぎにはホテルに到着してチェックインすることが出来ました。

で、不思議なのは自分のキャリーバッグ。なんで、別に出てきたんだろう? で、ホテルでゆっくりカバンを眺めて何となく理由が分りました。カバンに付いていたタグを見てみると、最初にPBIで付けられたPBI-IAH-SFO-NRTの部分に別にシールが貼られています。そこには、「CO07」というContinentalのIAH-NRT便名が印刷されています。そこで、PCをホテルのネットワークに繋いで今日の成田のフライト情報を検索してみると、UA837に先立ちIAH-NRTを飛んでいるCO07が少し早く14:20頃に到着しています。誰がどういう判断で決めるのか分らないけれど、どうもPBI-IAHは一緒に飛んできたものの、私の荷物はそこからSFOには行かず、翌日のCO07に搭載されて成田に来たようです。そのお陰で荷物が先に早く出てきたし、結果オーライではあったけれど、逆にCO07がディレーしたりしたらどうするんだろう。まぁ、これでSFOでカウンタースタッフが何か変な顔をしたのも、何となくうなずけます。

最後までなんかドタバタしましたが、結果的には最後まで何となく付きがあったような今回の旅行でした。(続く...)

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